【情報】誤解していないか?“法定研修”最新情報をアップデート

情報♪

「運営基準で定められた法定研修を実施できているのだろうか?」

事業所の法定研修の項目を見直した時に、この項目で満たされているのか?運営指導の際に指摘されるのではないかと一度は不安になることはないでしょうか?

インターネットで「介護 法定研修」と調べれば多くの研修項目が出てきます。

果たしてこれらすべての研修をサービス事業所は実施できているのか?疑問になります。

そこで、本当に必要な研修をまとめるためにも西宮市法人指導課にアドバイスを頂きました。

 

研修内容は医療、介護、障害福祉または居宅系サービスや施設系サービスによって大きく異なるので、今回は介護領域の居宅系サービスを中心に記載します。

※ここでの居宅系サービスは、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、(地域密着型)通所介護、通所リハビリテーション、福祉用具貸与、居宅介護支援事業とします。

 

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運営基準で定められた法定研修の項目は?

まさか!と思うかも知れないが、法定研修は下記の3つに絞られる。

研修項目頻度と形態内容
業務継続計画研修:年1回以上
訓練:年1回以上
事業者は職員に対し、業務継続計画について周知するとともに必要な研修および訓練を定期的に実施すること
感染症対策委員会:6月1回以上
研修:年1回以上
訓練:年1回以上
事業所における虐待の防止のための対策を検討する委員会を定期的に開催するとともに、その結果について、職員に周知徹底を図ること。また職員に対し、虐待防止のための研修を実施すること。
高齢者虐待の防止委員会:年1回以上
研修:年1回以上
新規採用時
事業所における虐待の防止のための対策を検討する委員会を定期的に開催するとともに、その結果について、職員に周知徹底を図ること。
また職員に対し、虐待防止のための研修を実施すること。

※訪問入浴介護、(地域密着型)通所介護、通所リハビリテーションにおいて、介護に直接関わる職員のうち、医療・福祉関係の資格を有さない者について、認知症介護基礎研修が法定研修として定められています。

※通所介護、通所リハビリテーションにおいて、非常災害に関する避難、救出訓練を行う必要があります。

他にも研修項目があったのでは??

「もっとあっただろ!」と声が上がってもおかしくないでしょう。

筆者がインターネットで調べただけでも各サービスに応じた研修項目が出てきます。

例えば、

・認知症及び認知症ケアについての研修

・プライバシーの保護についての研修

・倫理、法令厳守についての研修

・事故対応、リスク管理についての研修

・緊急時対応についての研修           など...

 

これらの研修は、上記の法定研修に加えて必要に応じて実施すること。また、事業所は、従業者の資の向上を図るために研修の機会を確保しなければならないとなっていますので、それぞれの事業所の特色に合わせた研修について、従業者のレベルアップのために積極的に開催したり、参加させましょう。

と西宮市法人指導課よりアドバイスをいただきました。

ただし、事業所で取得している加算(特定事業所加算、サービス提供体制強化加算、居宅介護支援事業所の特定事業所加算など)によって、上記の法定研修に加えて必要な研修があるので注意しておきましょう!

 

法定研修のチェックポイント!西宮市法人指導課がアドバイス!

西宮市法人指導課が各事業所の運営指導で確認する資料から見える法定研修のチェックポイントを教えていただきました!

  • 事業所として研修を行う体制を整えよう!

運営指導の際に資料として拝見するが、研修を行っていれば良い、研修を受けていれば良いという資料が見られるが、知識を深めることやレベルアップすることを意識して欲しい。また「研修に参加した」だけでなく、事業所内のスタッフに周知することも心がけて欲しい。

  • 研修参加の記録を残そう!

対面式の研修の場合はレジュメが残るが、オンラインセミナーの場合は、資料が残らないことがあります。しかし、事業所内への報告書を作れることが理想であるが、いつ、どのような形式で、何をテーマに実施されたのかわかるように次の項目を記録として残すようにして欲しい。

必要項目:研修名、実施日時、実施場所、参加者、目的、配布資料、研修の内容(概要)、感想

※上記でも記載した通り事業所で算定している加算によっては、スタッフへの資料配付や周知だけでは認められない場合もあるので要注意!

 

まとめ

今回、この研修をまとめるにあたって西宮市法人指導課へお話を伺いました。

本来は、各サービス事業所に合わせた研修項目を表にしたいと思っていたが、法定研修と言われる研修は、大きくは3つに絞られていることがわかり、驚きを隠せなかった。

研修項目だけでなく、研修実施の要件も下記にまとめてみました。

  • 事業所内での研修だけでなく、外部の研修へ参加することも認められる
  • 事業所の全てのスタッフが一度に参加できなくても情報共有にて周知することも認められる
  • 研修の実施および資料の周知をした際には、日にち、テーマ、周知したスタッフのサインなど記録に残すこと

西宮市法人指導課へ質問をすると「運営指導に来られるのではないか?」と変な噂が流れがち!

わからないこと、不安なことがあれば、西宮市法人指導課へ確認すれば的確にアドバイスはいただけます!遠慮することなく質問してみよう!

  西宮市法人指導課 居宅事業者指導チーム 0798-35-3082

また法定研修に該当するテーマだけでなく、現場に使える知識や実技の研修を西宮市内では多く開催されているので、チェックして参加して欲しい。

西宮市内で開催している研修には西宮市内で活躍している専門家が講師となって実施していることがほとんどです。

西宮市内の素晴らしい人材から情報を吸収して事業所へ持ち帰っていただきたい。